ロボット審判
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授業対象=中学生
実施=2020年6月実施予定


2020.5.18


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全体像


教材


@ アメリカの大リーグは、2022年から「ロボット審判」を導入し、ピッチャーのストライク・ボールをコンピュータが判定するという衝撃的なニュースが飛び込んできました。「球審」は今まで通り捕手の後ろに立ちますが、ストライク・ボールの判定は「トラックマン・コンピューター・システム」が行います。本塁後方と本塁上方に設置されたドップラー・レーダー(周波数の変位を観測することで移動速度などを測定できる機器)が、1球ごとに打者の体格などに対応して、立体的にストライク・ゾーンを測定。「球審」が装着したイヤホンに判定を伝え、「球審」がストライク・ボールをコールするというものです。

A ロボット審判と言っても、AIが判定を下す訳ではありません。主審はiphoneを通じて「ロボット審判」の情報を受け取り、それを参考にしてジャッジを下します。「ロボット判定(電子判定)」とは異なるコールをする権利もあります。

B ロボット審判は、ベースボールの百数十年にわたる伝統を覆すものです。しかし、いまや微妙な判定については、瞬時に「リプレイ画像」が球場内のビデオボードや各家庭へのテレビ中継で繰り返し流される時代です。長年、「審判のコールが最終にして絶対」という伝統も、2008年のホームラン判定でのビデオリプレイ参照開始や、2014年のチャレンジシステムの導入により終焉を迎えています。近い将来、MLBでロボット審判が主流になると判定の精度が向上します。その結果、試合中の無駄な抗議が減ると思われます。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
「新型コロナウイルス」


課題はオンライン授業。

新型コロナウイルス感染症により
臨時休校が続きました。
授業の遅れが問題となっています。
これを打開する手だての一つが
オンライン授業(遠隔授業)が注目され
導入されている学校もあります。
この是非について
静との皆さんに自分なりの意見をまとめ
プレゼンしてもらいます。


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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